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 山東の文化


節日と風俗


農暦はまた陰暦、夏暦あるいは古暦ともいう。これは中国の古代に使われた暦で、伝えによると、夏の時代にはじまり、1年は12ヶ月で、13ケ月目が新年の正月になると決まり、漢の時代までに全国的に使われていたので、「夏暦」という。それから、夏暦は四季や24節気と農業、農作物の成長とのつながりを重視しているので、「農暦」とも言う。また、夏暦では月が地球を中心に回ることで発生した満ち欠けで月と閏月、閏年を決めるので、「陰暦」とも言う。
農暦では、大月は30日、小月は29日がある。中国では、多くの祝祭日が農暦によって定められているので、中国の伝統的な祝祭日を知るためには、伝統的な暦法である農暦を知っておかなければならない。

春節
旧暦1月1日は新年の始まりなので、古代では元旦、元日とも称する。この日、みんな朝早く起きて、ドアを開けてから、すぐに爆竹を鳴らす。これは「出天方」あるいは?出行?という。四方を朝拝して、?開門大吉?という福運を祈る。「出行」をしたら、すぐに春節の料理を食べ、屠蘇酒を飲む。かならず鶏(中国語の発音はjiである)を食べるのは「どこでも機(中国語発音もjiである)会」という願いが含まれているからである。宋の時代の詩人、王安石の『元日』という詩で書かれた「爆竹の声中に一歳を除し、春風暖を送り屠蘇に入る、千門万戸の曈曈日、総べて新桃を把りて旧符に換う」はこのときの光景を描写しているのである。
元日、朝食の後、親戚や近所のおうちにお年始回りしに行く。これは「拝年」という。主人はお年始回りに来られた方々をみんなお客様としてあつかい、タバコやお茶を勧めたり、果物、お菓子などを差し上げたりして、また縁起のよい言葉や祝福などをお互いに話したりする。正月の一日から十五日にかけて、地方によってはこの一ヶ月で、ほとんどの家庭は前後して親戚や先生、友達などの家へお年始回りに行く。それに、早めに行くのが敬意を表しているので、「拝年は十八九日にもなると、お肉もないしお酒もない」という諺がある。お年始回りが遅くなると、主人に失礼だという恐れがある。
破五
旧暦の正月五日は、?破五節?とう。この日は、各家庭で水餃子を食べ、縁起をかつぐ。

元宵節


旧暦の1月15日は中国の伝統的な祭日?元宵節?であり、?上元節?、?灯節?とも称する。旧暦正月の一日から十五日まで、各地で「花燈会」が行われ、龍の舞?獅子舞?高足踊り?彩り船など、いろいろな催しが行われる。また地方劇なども村々へ渡り行って「拝会」を歌ったりして、どらや太鼓、爆竹の音がたえず響いて、とてもにぎやか。元宵節はお祝いの頂点になる。済南などでは、一年一回の元宵観灯会の光景は非常に壮観で美しい。この時期になると、広い公園や、企業、大通りから下町までいろいろな形の灯篭がいっぱい飾ってある。夜になると、宮灯?紗灯?魚灯?花篭灯、走馬灯などが夜空の中で奇を競い、観光客の目を楽しませている。


龍抬頭
旧暦二月二日は春竜節といい、民間では「龍抬頭」と称する。龍は雨を司る神で、龍が頭をあげると、雨が降り、この一年天候が非常に順調になると言われている。この日に、女性たちは毒虫を避けるため「蝎子爪(塩などで漬けてからあぶった豆)」を食べ、男性は年を問わずみな髪を切り、元気な姿を見せ、災いと病を防ぐのである。また、田舎では竈の灰で「打囤(農産物を貯えるものを作る)」し、豊作を祈る。これらの風習は今でも守られている。

清明節

       


清明は中国の二十四節気の五番目である。先人たちはこれを大事にし、いろいろな風習が守られてきた。今では主に「踏青(春のピクニック)」、「ぶらんこ遊び」、「掃墓(お墓参り)」、「挿柳」と「植木」などのような活動が行われる。

端午節

      


旧暦五月五日は中国の伝統的な年中行事「端午節」であり、「端陽節」とも称する。この日は朝から、人々は、よもぎや菖蒲をドアにぶら下げ、子どもは体や門の上によもぎの葉で編んだ「艾虎」「(昔は虎の形に作ったよもぎの葉。今は虎の形の匂い袋)」という匂い袋をかける。いずれも、魔よけや幸福祈願のためだといわれている。また、ちまきを食べる習慣もある。


夏至
夏至のときは、山東省の各地はラーメンを食べる習慣があり、「過水麺」という俗称がある。「冬至に餃子、夏至に麺」ということわざがある。夏至の日に新麦をゆでて食べる地方もある。


七夕
旧暦七月七日の夜「七夕」という。この日は、牽牛と織姫が年に一度天の川を越えて会える日であるので、「中国のバレンタイデー」という美称を得た。
昔、民間では「乞巧」という風習があり、「乞巧節」とも称する。織姫はお針仕事が上手なので、人間にいるとき布を織る技術と刺繍の技法を女性たちに伝授したことがある。なので、女性たちはこの七月七日の夜に、恋人に会って、庭で、線香をあげ、幸せになるようにとか、お針仕事が上手になるようにとかの願いを込めて、天の川とこの二つの星を拝む。少女たちはもっときれいになることやいい縁談があることなどを祈り、若い奥さんたちは子宝や主人、舅や姑に可愛がられることを祈る。


中秋節

       


農暦八月十五日は中秋節といい、中国民間でもう一つ大事な年中行事である。史書の記載によると、中秋節は唐の時代に始まったそうだ。この日にお月様を祭り、お月見をし、月餅を食べるなどの風習が伝われてきた。

重陽節
旧暦九月九日は、古くから伝われてきた伝統的な重陽節である。古代の人々は奇数を「陽」と考えて、九は一桁の陽数の極りで、吉祥、幸福、光明の象徴と思われていた。九月九日は二つの陽数が重なり、陽月陽日になるので、重陽または重九と称された。この日になると、古代の人々は髪に茱萸を挿して、菊花酒を持って山に登る習慣がる。そうすれば、災いがをまぬがられ、一家の幸せをもらわれる。このように、「九九」高いところに昇るという風俗は今にもひきつづかれてくる。山東省の多くの地方では、この日を廟会と決まるから、いっそうにぎやかになる。


臘八節
農暦の十二月八日は「臘八節」と称する。この日は、人々が早起きで、「臘八粥」を作る。また、釈迦が悟りを開かれた日にあたる。寺院では釈迦が成道前に食べられたスジャータの乳粥にちなんで果物などの入った粥を供え釈迦の成道を祝う。大蒜の皮を剥いて、洗って水分を拭き、老陳酢(山西独特の黒酢)と砂糖と混ぜた液に漬けて密封しておく。すると、春節になる頃には、白かった大蒜がエメラルド色に変わっているのである。これは「臘八蒜」と俗称する。


小年
小年は、すなわち農暦の臘月二十三(旧暦十二月二十三日)で(お正月は大年と称するのに対して)、お正月祭りのはじめと伏線である。この日に主な活動が掃年と祭竈である。
掃年すなわち「掃塵」出、家を大掃除するのである。この日、人々は早く起きてから、部屋を片付け、窓などを拭き、洗濯物をし、徹底的に家全体を掃除する。?拾遺記?の記載のよると、この風俗は三千年前に遡ることができ、そのとき、住民たちに鬼を追い払い、安康を祈るための宗教儀式である。後世では、「塵」と「陳」と同音で、掃塵することはまた古いものを全部除くという意味も含んでいるのである。これは庭園と部屋にあるほこりも指しているとともに、去る一年に会った不快とも指している。
祭竈すなわち竈王爺が天に昇ることである。古代、人々は竈王爺を一年の飲食を司る神様として供え、竈王爺はこの日に天の玉帝(中国の伝説では天を支配する神様)に一年の担任事情を報告すると考えられている。だから、この一家は玉帝から賞されるか罰されるかは竈王爺の報告に頼るのである。竈王爺を供えている品物の中に欠けずのは「糖瓜」である。糖瓜が甘くて、竈王爺が玉帝の前に甘いことばだけ言ってもらうという説もあり、糖瓜が粘っこくて、竈王爺が悪いことは言わずよいことだけを言ってもらうという説もある。祭るときに、一年間、一家を見守ってくださった竈王爺の像を燃やして天にお送りするのであるから、今になっても、民間には、「糖瓜で竈を祭って、新年がまもなく来る」という俗語も流れている。


年除日

       


臘月の最後の日は除日で、年関ともいい、農暦の一年の最後の日である。この日の夜はまた除夕?大年夜?大節夜?大尽などとも称する。除夕の夜の12時は旧年と新年の分水嶺である。
昔の風俗では、外で働く人は除夜のまでに家へ駆けつけて、家族と集まって、一家団欒で新年を祝うのである。田舎では、日が沈む前に正門に春聯(めでたい詩句を書いた細長い赤紙)と門神(旧正月に各家々の門扉に貼り付ける二神の像)を貼り、門の上に赤いちょうちんをつるし、慶事を示す。昔からは平日で職人たちに掛けている金も、農業?商事の勘定などを年末まで計算する習慣があるが、でも、家に掛売り金を請求すれば、農家たちが春聯をはる前に行くのが大切にする。走でないと、お正月が終わるまで待たなければならない。
除日の行事がとても多くて、主に、爆竹を鳴り響くこと、春聯を貼ることや、灯を燈して守歳などがある。除夜の祖先をお参りのは一番盛大である。午後から家譜(死亡者の名前と享年を記載してある、家系)をかけて、香炉や、灯花(灯心の先にできる燃えかすもの、旧時、これが縁起が良いとされた)?紙表?爆竹などを準備しておき、夕方からは祖先をかう。
除夜になると、一家団欒で「年夜飯(大晦日の夜に食べる料理)」、――また年宴?年席といい――を食ベ、料理がたいへん豊富で、爆竹などをも鳴らして、にぎやかの雰囲気を引き立たせる。子供達は『紅包』という赤いポチ袋に入ったお年玉をもらえて、新年のお遣いとして自由に使える。お正月には、にぎやかで、楽しくて、食べ物も使い物もいっぱいで、子供たちは一番嬉しい。

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