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環境基準満たさぬ外資系企業を閉鎖 山東省膠南市 |
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山東省膠南市の環境保護部門はこのほど、環境保護基準を満たしていない外資系企業3社を閉鎖した。同市環境保護局の張玉華局長と青島膠南経済開発区管理委員会財政税務局のホウ鏡全局長の説明によると、これら3社は合わせて敷地面積が13ヘクタール以上あり、投資額は3千万ドルを超える大手企業だが、基準値を満たさない状態が続いているため、閉鎖あるいは移転して新事業に投資するよう求められた。
3社はいずれも韓国資本で、綿花繊維公司はすでに移転を終えた。二和繊維公司など2社は設備がすべて建物から運び出され、建物のドアや窓が取り払われた。3社はいずれも海岸から400~500メートルの近距離にあり、周辺には住宅が多い。このほかにも投資額1千万ドル以上の外資系企業2社が、環境汚染問題のため移転を計画している。
1990年代、膠南市は投資額がいずれも1千万ドル以上の企業を数社誘致した。うち繊維プリント企業の主力商品は化繊プリント製品で、綿花繊維公司と二和繊維公司の2社だけでも、毎年各種の化学染料約6千トンを使用し、汚水の排水量は一日約4千トンに上る。2社の汚水処理能力?技術では処理が間に合わず、化学染料を含んだ汚水が基準値を超えて近隣の海域に垂れ流しにされてきた。
近年、膠南市は生態環境に配慮した都市建設を加速させている。汚染排出企業の存在はこの方針にそぐわないだけでなく、市民の心身の健康と観光経済の発展にとってマイナスに作用している。このため同市はエネルギー消費や環境負担が大きい企業を段階的に閉鎖すると決定した。
エネルギー消費や環境負担が大きいとされた企業の多くは、移転はせず、ハイテク産業や第三次産業、エコロジー産業などの新分野で事業を展開し、同市内に新しい企業を設立している。(編集KS)
(ホウ鏡全局長の「ホウ」は「しんにゅう」に「降」の旁)
「人民網日本語版」2006年6月29日
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